Ｊ２横浜ＦＣの元日本代表ＦＷ三浦知良が２７日、前日に５２歳の誕生日を迎えた心境を語った。横浜市内のグラウンドでの練習後、真っ白な三つぞろえスーツで登場し、サッカーへの情熱について「逆に増しているんじゃないか」と熱く語った。

　メディア対応のため近年、誕生日はスーツを新調するカズ。こだわりから過去に着た色は避けていたが、なじみの洋服店に「色がありませんでした」として、１４年以来の白コーデで登場。今季へ「体のことはありますけど、情熱が原動力じゃないかなと思います」と闘志を燃やした。平成の時代をプロ選手として駆け抜けることには「本当に幸せ」と周囲に感謝した。

　誕生日である２６日には天皇皇后両陛下主催の宮中茶会に招かれた。天皇陛下にあいさつをし、皇后陛下からはＪリーグを牽引してきたことをたたえられ「非常に光栄です」と感激したカズ。「ぜひ（再び）遊びに来てください」とも言われたといい、「どこに遊びに行ったらいいのか…」と恐縮していた。