川崎VS鹿島“王者対決”はドロー 中村憲剛は芸術的FK弾
「明治安田生命J1、川崎1-1鹿島」(1日、等々力陸上競技場)
昨季のJリーグ王者・川崎と同ACL王者・鹿島の対戦はドロー決着となった。
前半9分、川崎はチームの象徴的存在であるMF中村憲剛が直接FKを決めて先制した。プロレス中邑真輔の動きを取り入れた「イヤァオ!」のゴールパフォーマンスも披露した。中村はJ2時代から通算して17年連続リーグ戦で得点。J1のみでも15年連続得点となった。
鹿島も同21分にFW伊藤翔がロングボールを受けてシュートを流し込み同点に追いついた。
前半は最前線の新加入FWレアンドロダミアンに右の家長、左の小林が絡み、中盤も中村、大島、守田が細かくポジションを変えながらボールを支配した。後半に入ると、鹿島は前線の選手がしっかりと守備に入ったり、マークを徹底したりして、川崎のパス回しに対応。カウンターでゴールに迫る場面を増やした。
川崎は後半24分にレアンドロダミアンを下げ、阿部を投入。鹿島も同25分にMFの安部を下げて、山口を投入した。山口は左サイドに、右サイドには土居がポジションを変えた。
満員の2万3927人が入場し白熱した試合は、追加タイムに川崎が猛攻撃を仕掛けたがゴールには至らずドロー決着となった。川崎は2引き分け、鹿島は1敗1分け。