セルジーニョV弾!ACL驚異の8戦8発 鹿島連覇へ好発進
「ACL・1次リーグ、鹿島2-1JDT」(5日、カシマサッカースタジアム)
東地区は5日に開幕して1次リーグが行われ、2連覇が懸かるE組の鹿島はホームでジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)を2-1で下し、白星発進した。前半にDF平戸太貴(21)が先制し、後半はFWセルジーニョ(23)が加点した。F組の広島はアウェーで広州恒大(中国)に0-2で敗戦。MF本田圭佑がフル出場したメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)は大邱(韓国)に1-3で敗れた。
狙い澄ました左足のキックが、ゴールの左隅を捉えた。1-0の後半11分、相手のパスミスを拾ったFWセルジーニョが左足を振り抜く。「自分が思っていた以上に、素晴らしいコースに飛んでくれた」。自画自賛の一撃が決勝点となった。
アジアキラーは今季も健在だ。昨夏に加入したブラジリアンは、ACLで5戦連続ゴールを記録するなど、悲願だったACL制覇に大きく貢献。シーズンが変わった今年も勢いは持続しており、2得点だった2月19日のプレーオフ、ニューカッスル戦を含めてACLは驚異の8戦8発。本人は「(ACLだからと)特別なことはない」と語るが、リーグ戦も含めて過密日程となる大会だけに「唯一考えているのは、試合後にすぐリカバリーをすること」と話す。
前半15分には、自ら得たPKを失敗する場面もあったが「PKはまた練習して次の機会には決めたい。一番重要な初戦で勝つことができた。今日はあの美しいゴールを思い返しながら帰宅したい」と笑う。2連覇に向け、好発進を飾った。