ジダン氏がレアル・マドリード監督に復帰?ペレス会長「状況が変わった」

 スペイン1部リーグ、レアル・マドリードの元監督ジネディーヌ・ジダン氏が、監督に復帰する可能性が出てきた。スペイン紙マルカが7日までに報じた。

 同紙によると、レアル・マドリードはスペイン国王杯と欧州チャンピオンズリーグ(CL)で敗退。スペインリーグでも、首位バルセロナと勝ち点差が12あり、今季の無冠が決定的だ。低迷を受けてのテコ入れで、来季からジダン氏が指揮するプランが浮上している。

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、ジダン氏の再就任を最優先事項としている。欧州CLでレアルがアヤックスに敗れた5日、ソラリ監督を解任してジダン氏に残りシーズンを指揮させる考えもあったという。2021年まで契約が残るソラリ監督の続投は、事実上消滅した。

 ジダン氏は昨年の欧州CL決勝で3連覇を果たしたあと、ペレス会長とチーム方針などで対立し辞任を表明した。ペレス会長は慰留できなかったが、関係者によると「状況が変わった」として再招へいに手応えを見せている。

 ジダン氏は、現在もマドリード在住だ。長男エンゾはマドリード近郊の2部チームでプレー。二男ルカはレアル・マドリードの第3GKで、三男と四男もレアル下部組織でプレーしている。同クラブとジダン氏との関係が、まったく途切れた状態ではないのもプラス材料だ。

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