王者・川崎またも初白星お預け 鬼木監督「勝ちきらないと…」

 「明治安田生命J1、横浜M2-2川崎」(10日、日産スタジアム)

 3連覇を狙う川崎は横浜Mと2-2で引き分けた。

 王者が苦しんでいる。1点リードで迎えた終了間際、CKから被弾。これで開幕から3戦連続でのドロー。リーグ初勝利は三度、お預けとなった。

 アクシデントにも負けず、順調な立ち上がりだった。先発予定だったMF大島がウォーミングアップ中に左太ももに違和感を訴え、急きょMF田中が先発。それでも前半4分に、その田中からのパスをFWレアンドロダミアンが決めて先制。一度は追いつかれたが、後半43分に助っ人ブラジリアンが2得点目を決めて勝ち越し。勝利は目の前だったが、その後に暗転した。

 ゼロックス杯こそ勝利したが、その後は公式戦4戦未勝利。試合後、鬼木監督は「勝ちきらないといけない試合だった」と悔やむ。途中出場でアシストを記録したFW小林も「中2日で次の試合がくる。切り替えたい」と渋い表情だった。

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