鹿島、敵地で山東と引き分け、1勝1分け 伊藤の2発でリードも追いつかれる
「ACL・1次リーグ、山東2-2鹿島」(12日、済南)
2連覇を狙うE組の鹿島はアウェーで山東(中国)と2-2で引き分けた。アウェーで勝ち点1を手にした。これで1次リーグを1勝1分けとした。
前半10分、MFレオシルバからのパスを受けたFW伊藤がペナルティエリア中央まで運ぶと、そのまま右足を振り抜き、ゴール右に突き刺し、先制した。
さらに、同14分。DF平戸からのスルーパスに抜け出した伊藤が、GKの動きを見て浮き球でゴール左隅に流し込み2点目を奪った。公式戦5連発となる好調FWの2発で鹿島が優位に立った。
しかし、同20分にペナルティエリア右での山東の折り返しのボールがディフェンスに入ったMF三竿の左手に当たってしまい、PKを献上。これを決められて1点差に追い上げられた。
さらに前半41分、ゴール前でのこぼれ球を山東のFWペッレに押し込まれて、同点に追いつかれた。
後半は一転して、両チームともに決定機をものにできず、そのままドローに終わった。
2ゴールの伊藤は試合後、「(リードしながらの引き分けで)勝ち点2を失ったという気持ちの方が強い。(2得点は)個人としてはいいですが、勝ちにつながらなかったので、今後、突き詰めていきたいと思います」と笑顔は見せず振り返っていた。
1次リーグは、32チームが東西4組ずつに分かれて争い、各組2位までが決勝トーナメントに進出する。鹿島は5日に行われた初戦でジョホール・ダルル・タクシン(マレーシア)を2-1で下して白星発進した。