森保ジャパン初の零敗 大迫代役の武蔵は不発…南野、鎌田を最前線も決定機作れず

 「国際親善試合、日本0-1コロンビア」(22日、日産スタジアム)

 日本はコロンビアに0-1で敗れた。森保監督体制13戦目にして初の無得点負けとなった。日本は初招集のFW鈴木武蔵(25)=札幌=らが先発したが、ゴールは奪えず、後半19分にPKを決められた。昨年のW杯ロシア大会では2-1で勝った相手に敗れ、対戦成績は日本の1勝1分け3敗。日本は招待出場で6月開幕の南米選手権(ブラジル)に参戦する予定。26日にはノエビアスタジアム神戸でボリビアと対戦する。

 前線の選手を頻繁に入れ替え、新たな組み合わせによる“化学反応”を模索したが、最後まで最適解を見いだせなかった。シュート16本を放ちながらも相手ゴールを割ることはできず、森保体制発足後13試合目で初の無得点試合となった。「ゼロで終わる試合ではなかった。前半に1点奪えれば良かった」と指揮官は若干の手応えも口にしたが、浮き彫りとなったのは、あらためてFW大迫の存在の大きさだった。

 2列目に森保体制の代名詞となったMF中島、南野、堂安の3人を並べ、1トップに初選出のFW鈴木を据えた。「前半はよくチャンスに絡んでくれた」と指揮官は評価したが、シュートは前半37分に中島のクロスを至近距離から頭で合わせた1本のみ。後半20分にMF香川との交代でピッチを去った。

 香川をトップ下に投入したことで南野を1トップに上げる新たな組み合わせも試みた。南野は「真司君がトップ下をやる方がビルドアップでスムーズにやれることが増える」と話したが、得点には至らず。後半34分には1トップに初選出のFW鎌田を送り込んだがシュート0に終わった。

 森保監督は「代わった選手たちが流れを引き戻してくれた。やはり力がある。途中から出てきた選手は可能性を見せてくれた」と、途中出場組を手放しで称えた。だが、目立った決定機も生み出せず、ゴールを奪えなかったことは事実として残る。チームに底上げをもたらす組み合わせとは-。“正解”を巡る答え合わせは次戦以降に持ち越された。

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