ハリル氏、日本協会への訴訟取り下げ「争いは終わりにしたい」
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ元監督(66)が10日、日本協会に対して起こしていた訴訟を取り下げた。昨年4月の解任に伴う記者会見で協会側に名誉を傷つけられたとして、慰謝料1円と新聞などでの謝罪広告を求めていた。
東京地裁の和解案を受け入れずに争う姿勢を示していたが、代理人弁護士によると、元監督が「過去を引きずらず、前に進む。争いは終わりにしたい」との意向に転じた。ハリルホジッチ氏は現在、フランス1部ナントで監督を務めている。
日本協会の田嶋幸三会長は東京都内で取材に応じ「裁判が終わって良かった。大きな貢献をしていただいた方なので、これからも応援している」と話した。