“大阪第3のクラブ”FC大阪3年連続の天皇杯出場に王手
「大阪選手権・準決勝、FC大阪2-0大院大」(20日、ヤンマースタジアム長居)
大阪から3番目のJリーグ入りを目指すJFLのFC大阪が天皇杯大阪府代表の座をかけた「第24回大阪サッカー選手権」の準決勝に登場。2-0で大院大を下し、3年連続5回目となる天皇杯出場に王手をかけた。5月12日に同会場で行われる決勝は2-1で近大に勝利した阪南大クラブと対戦する。
準決勝からの登場となるFC大阪の対戦相手は大院大。トレーニングマッチでは何度も対戦しているが、公式戦では初めての対戦となる。14日のリーグ戦で左足アキレス腱断裂の重傷を負い、離脱したDF岩本の代わりにキャプテンマークはMF木匠が巻き、DF端が先発した。
前半、FC大阪は連携を確認しながらも、木匠の推進力を生かして試合を進める。しかしパスがつながらず、決定機を作り出すことができない。試合が膠着してきた22分、パスカットしたDF橋本がドリブルで中央に持ち込み、最後はMF須ノ又が技ありのスライディングシュートでゴールネットを揺らした。須ノ又はリーグ戦から続き、2試合連続のゴールとなった。
後半に入ると、相手にボールを持たせながら、カウンターで脅かす。すると7分、DF舘野からのボールを受けた須ノ又がドリブルで持ち込みクロスを上げると、最後はFW横野がダイビングヘッド。最後まで全員がハードワークしたFC大阪は反撃を許さず、そのまま2-0で試合終了。5年連続となる決勝へ駒を進めた。