勇気与えたパリSG2連覇 ノートルダム寺院特別ユニで演出
「フランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン3-1モナコ」(21日、パリ)
フランス1部で21日、パリ・サンジェルマンの2季連続8度目の優勝が決まった。パリSGはエムバペがハットトリックの活躍を見せて3-1でモナコを下し、2位のリールはDF昌子源(26)が所属するトゥールーズと0-0で引き分けた。パリSGは勝ち点84、リールは同65となり、残り5試合で逆転の可能性がなくなった。
リーグ2連覇を遂げたパリ・サンジェルマンは、モナコ戦を特別な演出と格別な勝利で飾った。15日に大火災に見舞われたパリのノートルダム寺院のデザインが描かれた特別ユニホームを着用。試合前は重苦しいムードも漂った本拠地パルク・デ・プランスを、フランス代表の若きエース、エムバペがハットトリックで沸かせた。
試合前に2位リールが引き分けて優勝は確定していたが、エムバペは闘志満々。前半に2得点すると、後半10分にはアウベスの右クロスを蹴り込んで今季30点の大台に乗せた。レキップ紙によるとフランス人では1990年のパパン(マルセイユ)以来の快挙達成だ。
後半開始からは右足負傷で離脱していた大黒柱のネイマールが約3カ月ぶりに復帰し、優勝に花を添えた。トゥヘル監督は「チームの素晴らしい一体感が優勝をもたらした」と充実感に浸った。