川崎1次リーグ突破へ執念ドロー FW小林が今季初得点!日本代表・森保監督も称賛
「アジアCL・1次リーグ、川崎2-2蔚山」(23日、等々力陸上競技場)
H組の川崎はホームで蔚山(韓国)に2-2で引き分けた。前半8分にFW小林悠(31)が先制点。一時逆転を許したが、後半37分に追いついた。広島はアウェーで大邱(韓国)に1-0で勝ち、勝ち点を9に伸ばしてF組首位に立った。DF荒木隼人(22)が前半34分に先制ゴールを決めた。
執念で勝ち点1をもぎ取った。1点を追う後半37分、FW小林が鋭いシュートを放つと相手GKがファンブル。こぼれ球に飛び込んだのは、途中出場のFW知念とレアンドロダミアンの2人だった。
最後は知念が押し込んだ同点弾で、何とか敗戦を回避。ただ、川崎イレブンの表情は優れない。公式戦4試合ぶりとなる復帰となったMF中村が「もったいなかった」と振り返るように、試合運びに悔いが残った。
前半8分に小林が今季の初得点で先制。コンパクトな足の振りで奪ったゴールは、視察した代表の森保監督も「お手本のよう」と評した。小林自身も「点が取れそうなサッカーが戻って来た感覚がある」と手応えを口にしたが、流れに乗れずに一時は逆転を許した。
本拠で勝ち点を取りこぼした感覚はぬぐえないが、それでも残り2連勝で自力での16強入りが決まる。「自分たちで苦しくした分、(残り2連勝に)集中したい」。復活の兆しを見せた小林は、前を向いた。