神戸 今度は「I」「P」欠場か イニエスタ&ポドルスキが別メニュー調整
「明治安田生命J1、札幌-神戸」(4日、札幌ドーム)
今度は「I」「P」が不在か-。4連敗中のJ1神戸は3日、アウェー札幌戦に向けて神戸市内で非公開の最終調整を行ったが、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)と元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)の欠場が濃厚となった。
4月28日の川崎戦にフル出場したイニエスタだったが、1日の公開練習では別メニュー調整となっていた。試合前日となるこの日も、イニエスタはスパイクを履かずにウォーキングなどを行っただけで全体練習に合流できなかったという。練習後は私服のまま、車で練習場を後にした。吉田孝行監督(42)は1日にイニエスタが筋肉系に問題を抱えていることを明かしていた。
3日間の謹慎処分が明け、1日から練習復帰したポドルスキも別メニュー調整が続いている。太腿裏の違和感で4月6日の松本戦を欠場して以降、患部に不安を抱えたままの背番号10は同20日の浦和戦で負傷を再発させ、同25日の公開練習でも別メニュー調整となり、同28日の川崎戦を欠場。札幌戦でメンバー外となれば2試合連続の欠場となる。
練習後に取材対応した吉田監督は「ケガ人が多くなってきている」と漏らし、イニエスタとポドルスキの起用については「何とも言えない」と言葉を濁した。今季の神戸にとって最大の強みである“VIP”トリオのそろい踏みは、逆転勝利を収めた3月30日のG大阪戦を最後に実現できていない。その影響が4連敗という失速に結び付いており、吉田監督にとっても困難な舵取りが続きそうだ。