Ｊ１の鳥栖が５日、ルイス・カレーラス監督（４６）＝スペイン＝の退任を公式ウェブサイトで発表した。後任については金明輝コーチの就任の方向で手続きを進めているとしており、７日にも発表される。

　カレーラス監督は今季から監督に就任。手腕が期待されていたが、リーグ戦の成績は自身が指揮をとった９試合で１勝１分７敗と低迷。４日に行われた第１０節の大分戦ではベンチに入らなかったが、試合は０－２で敗れていた。順位は最下位に沈んでいる。

　大分戦を含めても、１０試合で総得点は１。３月１７日の磐田戦でＭＦイサック・クエンカが挙げたものが唯一のゴールとなっている。元スペイン代表のＦＷフェルナンド・トーレスをはじめ、クエンカ、ＦＷ金崎夢生といった期待された攻撃陣が思うような結果を残せないでいた。

　カレーラス監督はチームを通じて「就任当初から支えて頂いた全ての方々に感謝申し上げます。特に愛情あふれるファンの皆様には限りない感謝の気持ちで一杯です。サガン鳥栖への愛情は永遠です。ありがとうございました」とコメントした。

　マルク・ヴェラスコ・ボレイコーチ、マリオ・イバニェス・マンセボフィジカルコーチ、通訳の藤田健氏の退任も発表された。