リバプール奇跡の大逆転で決勝切符 初戦0-3から…“怪我の功名”控え選手奮起
「欧州CL・準決勝第2戦、リバプール4-0バルセロナ」(7日、リバプール)
第2戦が行われ、前回準優勝で14季ぶり6度目の優勝を目指すリバプール(イングランド)がバルセロナ(スペイン)に4-0で大勝し、2戦合計4-3と逆転して決勝(6月1日・マドリード)に進んだ。敵地での第1戦を0-3で落としたリバプールは、3-0の後半34分にCKからFWオリギ(24)が自身2点目を奪い、勝ち上がりを決めた。CLの前身大会を含め、準決勝の第2戦で3点差を逆転したのは1971年のパナシナイコス(ギリシャ)、86年のバルセロナに続いて3チーム目となった。
リバプールが下馬評を覆す大逆転で決勝に進んだ。FWサラーとフィルミノの負傷欠場で繰り上げ先発となったオリギと、後半から途中出場したMFワイナルドゥムが2点ずつ決め、守備ではGKアリソンがビッグセーブで貢献。クロップ監督は「勝ち上がるだけでも難しいのに、無失点でできるなんて信じられない」と勝負強さに感嘆した。
リスク覚悟で激しくプレスをかけ、球際でメッシらを威圧。ACミラン(イタリア)との2005年決勝で0-3から後半に追い付き、PK戦を制した一戦に匹敵する名勝負となった。指揮官は「それと比べる必要はない。自分たちでクラブの歴史に新たな一章をつくりたい」と力を込めた。