J1清水新監督に篠田コーチが就任「改善すべき点はみんなが分かっている」
12日の川崎戦後にヤン・ヨンソン監督(58)の退任を発表していたJ1清水が14日、新監督に篠田善之コーチの就任を発表した。
清水はホームで川崎に0-4と大敗後、成績不振によりヨンソン監督の退任を発表。篠田コーチが代行指揮を執るとしていたが、この日、正式に監督に就任。次節、18日の大分戦(昭和電ド)から巻き返しを図る。
清水は11節を終えて2勝2分け7敗の勝ち点8で降格圏の17位に沈む。何よりリーグワーストの26失点と守備の崩壊が目立ち、早急な対策が求められる。
篠田新監督は08年に日本協会公認S級コーチライセンスを取得。08年7月から11年8月までJ2福岡の監督を務め、16年7月からは城福浩監督の解任に伴いFC東京の監督を務めた。18年から清水のコーチに就任していた。
クラブを通じ「ヨンソン監督をコーチとして最後まで支えきれず申し訳ない気持ちであり、また現在の成績についても責任を感じています。それは選手たちも同じ気持ちだと思います。一方で新たな一歩を踏み出していかなくてはいけません。改善すべき点はみんなが分かっているので、それに対し、どれだけ謙虚に、前向きに取り組むことができるかが重要だと思っています。エスパルスが一つでも多く勝てるように、チーム全員で目の前のゲームに全力を尽くしていきます。引き続き、ご支援よろしくお願いいたします」と決意表明した。