FC東京・久保建 宣言通り2試合連続ゴール!チームを勝利に導いた
「明治安田生命J1、FC東京2-0札幌」(18日、日産スタジアム)
首位のFC東京はMF久保建英(17)の2試合連続ゴールなどで札幌を2-0で下し、勝ち点30に伸ばした。24日に発表される南米選手権に臨む日本代表選出が有力な若武者が、またも存在感を示した。神戸は横浜Mに1-4で完敗し、2003年の延長Vゴール廃止以降ではクラブワーストとなる7連敗となった。「大阪ダービー」はG大阪がMF倉田秋(30)の決勝ゴールで、C大阪を1-0で下した。
宣言通りの一撃で、久保建がチームを2-0の勝利に導いた。前節磐田戦で今季リーグ初ゴールを挙げると、この日も2試合連続となるダメ押し点を決めた。
試合前、久保建は「シュートチャンスが回ってきたら冷静に流し込みたい。どこでもいいんですけど、(連続ゴール)できたらうれしい」と口にしていたが、1点リードで迎えた後半24分に、それを実行した。FWディエゴオリベイラが中盤でこぼれ球を拾うと、いち早く反応。最前線で右サイドに膨らみながら相手DFとの距離を取り、フリーでパスを受け取った。
「GKは全然見ていなくて、自分がいつも練習でやっている形に持って行くことだけを意識しました」。右足で縦に行き、そこから細かいタッチで左に持ちかえる。鋭い振りで相手GKの手をはじくシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
得点を奪う引き出しの多さは、その練習量に裏打ちされている。久保建はピッチでいつもボールを離さず、練習後の居残りでのシュート練習も欠かさない。
「シュートは、人一倍練習しているので自信はあります。いろんなシュートを使い分けているので、レパートリーは多いと思います」。ゴールに愛される選手には理由がある。努力は裏切らない。それを17歳は証明してみせた。