久保建英が南米選手権メンバー入り「臆することなく自分のプレーを出す」

 日本サッカー協会が24日、南米選手権(6月14日開幕、ブラジル)に出場する日本代表メンバーを発表した。23日に発表された6月のキリンチャレンジ杯に出場する日本代表にも選出された久保建英(17)=FC東京=は、南米選手権にも代表に選出され、都内のFC東京クラブハウスで取材に応じた。「臆することなく自分のプレーを出す」と強豪ひしめく真剣勝負の場でも全力を出すことを誓った。

 前日23日には親善試合2試合に臨むA代表に初選出された。この日は、東京五輪を視野に入れた顔ぶれで挑む南米選手権のメンバー入りも発表されたが、「非常にうれしく思います。昨日で十分、驚いているので、特に、さらに驚くというのはないです」と静かに喜びを表現した。

 大会でテーマにしたいことは「臆することなく自分のプレーを出す」と言い切った。「見出しに使えそうですけど…」と表情を変えずにつぶやき報道陣の笑いも誘った久保は、「やっぱり、ビビってちゃもったいないので、ピッチに立ったら退場しない限り同数なので、特に気にすることなく、自分のプレーをチームとしても個人としても出せたらいいのかなと思います」と強い決意を示した。

 注目する国・選手を聞かれても「自分も参加する選手の一人なので、そういうのは特にないです」と語る。「南米の強豪国がしのぎを削っているところにポッと入っていくわけなので、当然、レベルが高い大会に送り込まれるというか、本気度も違うと思いますし、親善試合とは」と激しい大会になることは十分、理解している。

 一般的に南米のファン・サポーターは、日本はもちろん、他の地域と比較しても熱く、激しく、厳しい応援をする。久保も「やっぱり熱量はまだ向こうの方が高いのかなと感じますし、そういうのを経験できるのも自分にとっていいことなのかなと思います」とそういう面も糧にしようと考えている。メンバー入りが決まり、「楽しみですけど、怖いのは怖いですし、レベルの高い選手が真剣にというか、何としても勝ちを狙ってくる大会だと思うので、そういうところはちょっと怖さもありますけど、悪い怖さというよりはいい怖さというか。なので、それも含め、楽しみたいと思います」とした。

 南米選手権は南米大陸の連盟に所属する国が原則参加する大会。アジアサッカー連盟に所属する日本は招待参加のため、日本協会には強制的に選手を招集する権利を持たない。日本とカタールが南米地域以外から招待を受けて出場する。

 日本代表は南米選手権では日本時間の18日午前8時からチリと、21日の午前8時からウルグアイと、25日の午前8時からエクアドルと対戦する。4チームずつ3組の1次リーグで、各上位2カ国と、3位の3チームのうち成績上位2チームが準々決勝に進む。各組の振り分けは以下の通り。

【A組】ブラジル、ボリビア、ベネズエラ、ペルー

【B組】アルゼンチン、コロンビア、パラグアイ、カタール

【C組】ウルグアイ、エクアドル、チリ、日本

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