久保「怖いけど、びびってちゃもったいない」 南米勢との真剣勝負を心待ち
日本サッカー協会は24日、南米選手権(6月14日開幕・ブラジル)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。MF久保建英(17)=FC東京=らが前日発表された親善試合に続いて選出され、東京五輪の対象となる22歳以下の選手が18人を占めた。
ロナウジーニョやメッシが生まれ育ったサッカー大国がしのぎを削る南米選手権へ、久保が乗り込む。都内のFC東京クラブハウスで取材に応じ「楽しみだけど、怖いのは怖い。レベルの高い選手が、真剣に何としても勝ちを狙ってくる大会。それも含めて楽しみたい」と話した。
前回王者のチリや、強豪のウルグアイなど1次リーグから多士済々との真剣勝負が待っている。だからこそ「臆することなく、自分のプレーを出したい」と言ってこう続けた。
「そのまま見出しに使えそうな言葉だけど、やっぱりびびってちゃもったいない。肩書とか気にせず、ピッチに立ったら相手も同じ数。自分のプレーをチームとしても個人としても出していきたい」
そこで得るものも決して小さくはないはずだ。「自分の現在地が分かればいい。もし仮に通用しなかったとしても悲しむことではない。世界のトップレベルの選手たちが相手なので。そういう意味では、まさにチャレンジャー精神を持って挑んでいくだけ」。根っからの挑戦者が今度は地球の真裏で熱く戦う。