“大阪第3のクラブ”FC大阪が天皇杯1回戦突破 次はJ1仙台戦
「天皇杯・1回戦、MIOびわこ滋賀0-2FC大阪」(25日、東近江市布引運動公園陸上競技場)
サッカー天皇杯・1回戦が25日、全国各地で開幕。大阪から3番目のJリーグ入りを目指すJFL・FC大阪(大阪代表)は2-0でMIOびわこ滋賀(滋賀代表)に勝利。J1仙台の待つ2回戦(7月3日・ユアスタ)へ駒を進めた。
抜けるような青空と真夏のような熱い日差しがピッチに降り注ぐ中行われた天皇杯1回戦。3年連続5度目の出場となるFC大阪の初戦は、同じJFLのMIOびわこ滋賀との対戦となった。FC大阪はスタメンにMF須ノ又、FW横野が復帰し、前節好調だったMF町田が2戦連続でスタートからの出場となった。
試合は前半から激しいつぶしあいとなる。FC大阪は再三サイドから攻め上がるが、相手の集中した守りからなかなかシュートまで持ち込めない。前半終了間際、DF舘野が狙いすましたミドルシュートを放つも、惜しくも枠の上。0-0で前半を折り返す。
後半に入っても、両チームともにシュートまで持ち込めない展開が続く。FC大阪は27分にFW川西を投入。すると32分、DF水野のFKを川西が頭でたたき込み、均衡を破る。41分には須ノ又の強烈なミドルでリードを広げる。最後は攻め込まれたが、守備陣が体を張って相手にシュートを打たせず、無失点で試合を終えた。
FC大阪は3年連続で天皇杯1回戦突破を決めた。次は仙台が待つ2回戦。今季の目標として「ジャイアントキリング」を置いており、そのチャンスとなる舞台に、まずはたどりついた。