C大阪、久保建封じた!シュート0に“封殺”…無敗FC東京止めた

 「明治安田生命J1、C大阪1-0FC東京」(25日、ヤンマースタジアム長居)

 C大阪が元U-20ブラジル代表FWブルーノメンデス(24)のゴールで首位FC東京を破った。FC東京は13試合目で今季初黒星。C大阪はFC東京戦5連勝で、暫定ながら9位に浮上した。

 無敗で突き進んでいたFC東京を、C大阪が止めた。決勝点はブルーノメンデスだった。0-0で迎えた後半33分、DF松田の右クロスに反応した。「FWであれば常にアラートでなければいけない」と、鋭くニアに走り込んで頭を合わせ、FC東京ゴールを公式戦9試合ぶりにこじ開けた。

 右膝を負傷し、24日に手術を行ったFW都倉を欠く中、ロティーナ監督はボランチを主戦場とするMF奧埜を2トップの一角に据えた。「試合前日しかやっていない」(奧埜)という急造布陣だったが、奧埜は積極的に裏へ受けるなど両チーム最長の12・86キロを走破し、指揮官の起用に応えた。

 チームは守備でも体を張った。日本代表に選出され、2戦連発中だった17歳MF久保建をシュート0に“封殺”。対応したDF丸橋は「前を向かせると止めにくいので、ドリブルされる前にファウルになってもいいので、しっかりいこうとした」と、期待の俊英に仕事をさせなかった。

 会場にはシーズンを終えて帰国した元日本代表MF乾貴士(アラベス)が古巣の応援に駆け付けていた。気温30度に迫る暑さだったが、チーム総走行距離で相手を約4・4キロ上回る“走り勝ち”でもあった。MF水沼は「モチベーションはものすごく高かった」と胸を張った。一時は14位まで沈んだが、5月を3勝1敗で乗り切ったC大阪が、確かな浮上の兆しを感じさせた。

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