なでしこジャパン スペインと引き分ける 途中出場の菅沢が試合終盤に同点弾

 後半、同点ゴールを決め、タッチを交わし喜ぶ菅沢(左)=ルトゥケ(共同)
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 「女子国際親善試合、日本1-1スペイン」(2日、ルトゥケ)

 2大会ぶりのW杯優勝を目指す世界ランキング7位の日本代表「なでしこジャパン」が、W杯前最後の実戦となる国際親善試合で同13位のスペインと対戦し、試合終盤に途中出場のFW菅沢(浦和)のゴールで追いつき、1-1で引き分けた。

 日本は前半21分、ペナルティーエリア中央で相手選手と競り合いになったDF市瀬がハンドの反則を取られてPKを献上。これを決められ、先制点を奪われた。

 終始、スペインの攻めに押され防戦一方となったなでしこジャパン。なかなか攻めの形を作れず、得点のチャンスがなかったが、後半41分、左サイドのFW遠藤がペナルティエリア左へのスペースにパスを出すと、これに反応したMF杉田が絶妙なグラウンダーのクロスを放り込む。最後は菅沢が滑り込みながら右足でゴールへ押し込んだ。

 終了間際に失点のピンチを迎えたが、GK山下のスーパーセーブで相手の勝ち越し点を防ぎ、何とか引き分けた。

 試合後、高倉監督に笑顔はなく、「相手のペースの時間が長かった。修正点はいろいろある。チャンスをつくる点では、いい形がなかなか作れなかったので修正していきたい」と反省点を口にしながらも、「いい方向に進んでいるし、この1週間で確認したい」と前を見据えた。

 W杯フランス大会は7日(日本時間8日)に開幕。1次リーグD組の日本は10日(同11日)にアルゼンチンと対戦し、W杯をスタートさせる。

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