長友、久保に学ぶ 若き才能刺激に競争だ「もう久保さん持ったら僕は走りますよ」

 久保建英
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 サッカー日本代表は2日、親善試合トリニダード・トバゴ戦(5日・豊田ス)に向けて愛知県豊田市内で合宿をスタートした。初日は、海外組がミニゲームなどで負荷をかけた練習を、前日に試合を終えたばかりの国内組が主にクールダウンを行った。MF久保建英(17)=FC東京=ら注目の若手も多い中で、DF長友佑都(32)=ガラタサライ=は「経験を伝えつつも、彼らから学ぶというところを意識したい」。若き超新星の存在が、大きな刺激になっていると強調した。

 百戦錬磨のサイドバックが、若き才能たちに学ぶ。今回の27人の代表メンバーには、17歳の久保建を筆頭に、19歳のGK大迫敬、22歳のDF中山と初招集組がズラリ。長友は「経験あるからと言って頭でっかちにならずに。常に成長したい、学びたい。彼らから学ぶというところも常に意識したい。頭は柔軟にしたい」と貪欲に吸収する姿勢を見せた。

 もちろん先輩としての役目も忘れない。今やJリーグ首位クラブの中核となっている久保建に「成長の速度としては、斜め上にあがるのではなく、真上にあがるぐらいね。そのぐらいの成長をしてほしい」と期待。宿舎へ向かう新幹線で同乗した際にはあいさつした程度だったというが「これからいろいろ話したい」と語った。

 若手がベテラン勢に刺激を与え、競争が活性化されるのは、森保監督が求めていることでもある。2試合の親善試合で「全員使うというのは難しいかなと思っている」と話すなど、競争は始まっており長友も「ベテランはプレーが悪ければすぐに切られる。危機感はある」と話す。

 ピッチで久保建との共演した際のイメージを聞かれると「もう久保さん(がボールを)持ったら僕は走りますよ。昔、(パスを出す中村)俊さんにタイミングが悪いと怒られていたので。久保くんに怒られないように」。冗談交じりの軽口は、才能を高く評価しているからこそ。若手もベテランも、互いの刺激となり、高みを目指す。

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