岡崎慎司「反撃狙う」 トリニダード・トバゴ戦ベンチ外に反骨心メラメラ
「キリンチャレンジ杯、日本-エルサルバドル」(9日、ひとめぼれスタジアム宮城)
サッカー日本代表は、0-0で終わった親善試合トリニダード・トバゴ戦(豊田)から一夜明けた6日午前、豊田市内で練習を行って当地での合宿を打ち上げた。昨夏のW杯ロシア大会以来の代表復帰となったが、前夜はベンチ外だったFW岡崎慎司(33)=レスター=は「反撃のチャンスは狙っている」とキッパリ。同戦に続くエルサルバドル戦(9日・宮城)、南米選手権(14日開幕・ブラジル)で出場機会の獲得に強い意志を示した。チームは練習後、エルサルバドル戦が行われる宮城へと移動した。
日本代表に招集されながらも、スタンドから試合を眺めるしかできなかった現実が、ストライカーの反骨心をより奮い立たせる。
W杯以来の復帰となった代表戦。森保ジャパンの戦いを見つめた岡崎は「そんな甘い世界じゃないと思ってる。ただここにいるってことは先につながる。この悔しさもそうですし、この景色、チームメートの景色を見ながら、活力にできるっていうのはいいことかな」と話した。ベンチ外を伝えられたのは試合前日。今回の2試合の活動の後に、メンバー選出されている南米選手権が続いていくというスケジュールも影響してのベンチ外だが、それでも「自分が出たらとか考えながら」と90分間の戦いを見た。
33歳にして、所属先でも今季は出場機会を満足には得られず。その結果としての代表戦ベンチ外を「今シーズンはそういう年だったと思ってる」と客観視しながらも「ただ、そう思いながらも反撃のチャンスは狙っている」。試合のピッチで自らを表現する-。33歳のベテランは、飢えている。