レアル久保誕生 5年契約、年俸2億円超で合意 ジダン監督にアピールで早期昇格も

 サッカーのスペイン1部レアル・マドリードは14日、日本代表MF久保建英(18)がJ1のFC東京から加入すると発表した。関係者の話では5年契約、年俸2億円超とみられる。来シーズン前にはトップチームの合宿に参加。ジネディーヌ・ジダン監督(46)が1部で戦えるか、2部B(3部相当)のBチームで育てるかを直接判断する見込みだ。

 「レアル・久保建」が誕生した。ともに最多のスペイン1部リーグ33度、欧州チャンピオンズリーグ13度制覇を誇る世界屈指の強豪クラブはこの日、来季からの加入を発表。5年契約で、年俸は破格の2億円超とみられる。

 久保建は2部B(3部相当)のBチームの所属となるが、関係者によると、来季前にトップチームの合宿に参加。新加入のベルギー代表FWアザールら名手と同じくジダン監督が見守る中でスタートするという。米国へのプレシーズンツアーにも参加予定で、7月21日のバイエルン・ミュンヘン戦でデビューの可能性もある。現役時代に「史上最高の司令塔」と呼ばれた指揮官に存在をアピールできれば、早期のトップチーム昇格へ道が開けてくる。

 レアルは近年、10代の有望選手獲得に力を入れており、昨季途中にBチームから昇格し大活躍した18歳のブラジル人FWビニシウスのような好例がある。スペイン紙マルカもこの日、「日本で最も才能のある選手。数年後には(トッププレーヤーと)同じロッカールームを使うことになるかもしれない」と久保建への高い期待をつづった。

 世界屈指の精鋭がそろう「白い巨人」での定位置奪取はいばらの道だ。それでも久保建がひるむことはない。これまで通り、地道に努力を重ね、レアルでも必ずまばゆい輝きを放つ。

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