“レアルの至宝”ラウル氏が来季2軍チーム指揮 久保の指導も
サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードの2軍チーム、レアル・マドリード・カスティージャの新監督に元スペイン代表選手のラウル・ゴンサレス・ブランコ氏(41)が就任した。20日、レアル・マドリードが公式発表した。Rマドリードに加入が発表された日本代表FW久保建英(18)について、クラブは2部B(3部相当)に属するRマドリード・カスティージャからスタートするとしており、ラウル新監督の下でプレーする可能性が高まった。
21日のマルカなどスペイン各紙によると、ラウル氏は19日にUEFAが定める監督ライセンスを取得。晴れてプロチームを指揮できることになり、今回の昇格人事になった。昨季開幕時点ではジュニアユースBチームを担当。シーズン途中には空席となったユースBチームの監督となり、監督ライセンスの取得が確定的となっていた5月の時点で、スペイン複数メディアが下部組織トップチームの指揮官になるとの見通しを伝えていた。
Rマドリードは将来的なトップチーム指揮を想定して元所属選手の監督としての育成を方針の一つとしており、ラウル氏は現役時代のチームメイトでもあるジダン監督、ソラリ前監督の後任になるべく準備を進めることになる。ラウル氏は下部組織出身でトップチームに16シーズン在籍。欧州チャンピオンズリーグ優勝3回のほか、出場試合や得点でなど数々の記録を作り、キャプテンまで務めた数少ない選手だけに、特にレアルファンにとって活躍が期待されている。