Ｊ１鳥栖の元スペイン代表ＦＷフェルナンドトーレス（３５）が２３日、都内で引退会見に臨んだ。現役最後の試合は８月２３日のホームでの神戸戦になると発表し、引退後は鳥栖のアドバイザーに就任すると明かした。

　質疑応答では鳥栖のカレーラス前監督の退任が引退の決断に影響したのかという質問も出たが、フェルナンドトーレスは「カレーラス監督のことはまったく関係ありません」と否定した。「引退は自分で決めたことで、肉体的にも精神的にもピークの時の状態には到達できないと感じたから。もしクラブが現在首位であっても決断は変わらなかったと思います」と説明。「カレーラス監督よりも自分の方が先に鳥栖にいましたし、関係ありません」と前監督の退任が決断に影響したことはないと答えた。

　カレーラス監督は今季から就任したが、開幕から結果を残せず、最下位だった５月５日に成績不振のため退任となった。金明輝コーチが新監督に就任したが、以後フェルナンドトーレスの出場機会は減っている。

　フェルナンドトーレスは８月２３日の神戸との現役ラストマッチまでの目標として「できるだけ多くの試合に出て、多くの点を決めたい。ストライカーとしての仕事をしたい」と力を込めた。