DF太田宏介が名古屋へ完全移籍 6年半プレーのFC東京へ「大きな宝物」
J1FC東京が2日、DF太田宏介(31)がJ1名古屋に完全移籍すると発表した。
大田は06年から08年を横浜FC、09年から11年を清水でプレーし、12年にFC東京に加入した。
精度の高い左足のプレースキックやクロスが武器で、サイドバックからの攻撃参加で多くの得点をアシストした。16年にオランダ1部・フィテッセへ移籍。FC東京には17年シーズンに復帰した。日本代表としても7試合に出場している。
今季はトップチームのリーグ戦での出場が4試合にとどまっていた。太田は移籍に際し、「6年半の間、青赤のユニフォームを着て味の素スタジアムでプレーできたことは、自分のサッカー人生にとって大きな宝物になりました。うれしいことや悔しいこと、6年半の全ての瞬間瞬間が僕にとっての財産です」と振り返った。
その上で、「ありがたいことに東京からも最大限に評価をしていただき、このまま大好きなクラブで大好きな仲間たちとプレーし続けたいという想いと、新たに環境を変えてチャレンジしたいという両方の気持ちがありましたが、次第に一選手としてもっと成長したい、ピッチに立ちたいという気持ちが強くなり、新たな環境に身を置いてチャレンジすることを今回決断しました」と移籍への葛藤を明かした。
ファン・サポーター、選手、スタッフに対し、「かけがえのない時間を共有できたことを誇りにおもいます。そして、どんなときも僕たち選手を後押ししてくれる偉大な青赤のファン・サポーターには感謝してもしきれません」と思いを残した。名古屋の公式サイトなどを通じても、加入のコメントを発表している。