神戸、イニエスタ魔法の右足で先制点演出も…4試合で10失点、監督交代も減らない失点

湘南に敗れ、引き揚げるイニエスタ(手前左)ら神戸イレブン=BMWスタジアム
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 「明治安田生命J1、湘南3-1神戸」(14日、Shonan BMWスタジアム平塚)

 神戸が9分間で3失点を喫し、逆転負けで15位に後退した。“魔法の右足”も勝利に結び付かなかった。前半20分、MFアンドレス・イニエスタ(35)は自陣深くでゴールキックを受けると、背後から迫る相手の圧力を巧みなターンでいなし、相手ゴール前へ約40メートルのロングパスを送った。一本のパスで一気に局面を変え、MF古橋の先制ゴールを演出した。

 だが、イニエスタという“強み”を生かせないのが神戸の現状。後半序盤にカウンターから何度も好機を迎えたが、パスの乱れなど細かなミスもあって追加点に至らなかった。するとその報いを受けるかのように、後半24分に追い付かれ、9分間で3失点を重ねた。イニエスタは「チャンスはあった。2-0にできていれば勝てていた。カウンターでゴールに近付いたが、最後のパスでミスを犯してしまった。今日はディティールの部分で差が生まれた」とうなだれた。

 直近4試合で10失点。34失点はリーグワースト2位という惨状で、フィンク監督就任後も守備のもろさは改善されない。DFダンクレーを出場停止で欠く中、「トレーニングを見て金承奎より上だった」と前川を正GKに抜てきしたが“特効薬”にはならなかった。

 指揮官は「守備だけの問題だけでなく、チーム全体、組織の問題。良い組み合わせを見つけて(状態を)上げていくしかない」と前を向いた。15位に後退し、J2降格圏内の16位とは勝ち点4差に迫られた。残留争いを避けるためにも、守備の立て直しが急務であることは明らかだ。

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