西野監督、2次予選まで時間なし「慣れているということではないんですけど」

タイサッカー代表監督に就任し、会見する西野朗氏=東京都千代田区のホテルニューオータニ(撮影・出月俊成)
3枚

 サッカー前日本代表監督の西野朗氏(64)が19日、都内でタイ代表監督及びタイU-23代表監督就任会見に出席した。2022年W杯カタール大会のアジア2次予選が9月5日に開幕するため、約1カ月半しか猶予がない。くしくもこうした状況は18年ロシアW杯で日本代表を率いた時に似ている。

 日本代表のハリルホジッチ元監督が解任されたのは本大会まで約2カ月の2018年4月9日のことだった。チームの成熟度や、就任の経緯などに違いはあれ、就任決定から目標とする大会の初戦までの日数だけを比較すれば、この時の日本代表よりも準備期間は短い。

 「時間がないというのは慣れているということではないんですけど」とこぼして、会見場内の笑いを誘うと、「そう簡単に何度も成功することではないと。それでもそういう中でチャレンジはしていきたいなと思っています」と前向きに語った。

 チーム全体を通訳を介して指導する経験は初めてだといい、「そういう部分のハンデは間違いなく起こってくると思います」と覚悟も持っている。ハリルホジッチ元監督の解任理由が選手とのコミュニケーションの不足だったことを踏まえて、「通訳による、ということではなくて、伝えきっていくことを続けていかないと」と気持ちの面で補っていく考えを示した。

 タイ代表は2022W杯カタール大会アジア2次予選でUAE、ベトナム、マレーシア、インドネシアと東南アジア諸国の多い組み合わせでG組に入った。日本はキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルと同じF組。8組に分かれ、上位1位チームと2位チームのうち、成績上位の4チームの合計12チームが最終予選へ進出する。

 西野氏は、2018年W杯ロシア大会で、直前に解任されたハリルホジッチ元監督の後を受けて本大会を指揮。日本をベスト16に導いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス