J1神戸、ベルギー代表DFフェルマーレンがクラブハウス電撃訪問 完全移籍決定的に

 スペイン1部バルセロナに所属していたベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(33)の完全移籍でのJ1神戸入りが26日、決定的となった。

 フェルマーレンは同日、神戸市内のクラブハウスを訪れ、選手、スタッフと顔合わせを行った。

 複数の関係者によると、この日までに条件面で基本合意に達したという。2年半契約とみられ、6月末でバルセロナとの契約が満了しており、移籍金は発生しない。

 神戸市内で取材に応じた三浦淳寛スポーツダイレクター(45)は「近々に発表できます」と話し、27日にも正式発表される見通しとなった。“バルサ化”を掲げる神戸にとって、バルセロナ所属経験のある選手の獲得はMFイニエスタ、FWビジャ、MFサンペールに続き4人目となる。

 左利きでセンターバックと左サイドバックをこなせるフェルマーレンは対人に強く、左足の精度も高い。ベルギー代表として14、18年W杯2大会連続出場も、18年ロシアW杯の日本戦には出場しなかった。14年夏に5年契約でバルセロナに加入したが、度重なる負傷で離脱を繰り返し、今季も公式戦12試合出場にとどまっていた。

 神戸は失点数がリーグワースト2位と守備組織の再構築が急務となっていた。23日にレバノン代表DFジョアンオマリ(30)の獲得を発表したばかりだったが、さらなる補強で最終ラインの安定を図る。神戸にとって8人目の外国籍選手となるが、リーグ戦では1試合最大5人までしか出場できない。

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