マジョルカCEO、久保建英の補強は「出産のようだった」 レアルにも感謝
スペイン1部リーグ、マジョルカのCEO(最高経営責任者)、マエタ・モランゴ氏が日本代表MF久保建英の獲得までの経緯を振り返り「1つの出産だった」と、レンタル獲得がいかに難しかったかを表現した。別の選手の入団会見で語った。
モランゴ氏は「彼(久保)のことは、バルセロナ時代から周囲の人たちも含めて知っていた。我々とレアル・マドリードとは関心が共通していて、関係が良好だったことが助けになった」と説明。「我々は(3部リーグに相当する)2部Bから上がってきたのだし、レアル・マドリードと比べればとても小さな存在。選手たちがここに来るのを躊躇するのは当然」としながらも「ここは今から成長しようとする選手には理想的なところ。だからこそ我々のプロジェクトを信頼してくれたマドリードに感謝している」とした。
また久保自身については「彼と話していると、とても18歳の少年には見えない。その成熟度は彼の年齢にありがちなものではない。プレッシャーをとても快適に感じていて、増してや自分からそれを求めている」と感心してみせた。
なお一部でささやかれている、久保獲得に関してフロントとビセンテ・モレノ監督に意見の相違があるとされる件については否定。「そういった議論は存在しない。我々は手に手を取ってやっていて、あらゆる決定は監督の承諾を取っている」と回答している。