岡田武史氏 森保Jは「今までになく面白い」「個」の力を評価も“老婆心”

 日本サッカー協会は10日、元男子日本代表監督の岡田武史氏(63)と西野朗氏(64)、前女子日本代表監督の佐々木則夫氏(61)の日本サッカー殿堂入り掲額式典を都内で開いた。過去2回、日本代表を率いた経験を持つ岡田氏は現在の日本代表に対する高い評価とともに、今後への提言をした。

 鋭い視線は2010年に代表監督を退いてからも変わっていない。日本代表について問われた岡田氏は、森保ジャパンを「ワクワクする」と高い評価を与える一方で、『個』で戦い続けること、そしてマッチメークへの提言も忘れなかった。

 「今の代表は個で通用するチームになっている。ところが個というのは、やりようによっては抑えられる可能性がある」。個で存在感を示している選手として、MF堂安、中島、南野、FW大迫らの名前を挙げながら、チームの今後について助言もした。

 「個のところが引き金になっている。そこを抑えてこられたときにどういう戦い方をするのか。頭で分かっていても練習ができないと…。老婆心かもしれないし、うまくいけば全然問題ないんだけど、もうちょっと強いチームとの試合ができればな、と」。

 もっとも、森保ジャパンへの評価は絶大だ。2-0と快勝した5日のパラグアイとの親善試合まで13勝3敗4分け。結果を出していることに「今の代表チームは今までになく面白いし、ワクワクするチーム」と賛辞を惜しまなかった。

 売り出し中の久保建についても「素晴らしくいいものを持っている。一番はあの年齢で老齢なぐらいの判断力。楽しみな選手」と評価。FC今治のオーナーを務める岡田氏。スーツ姿になっても、日本代表への愛情が冷めることはない。

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