鹿島が敗退 アウェイゴール差に泣き連覇の夢散る
「ACL・準々決勝第2戦、鹿島1-1広州恒大」(18日、カシマサッカースタジアム)
準々決勝第2戦が行われ、大会2連覇を狙った鹿島が敗退した。広州恒大(中国)と1-1で引き分けて2戦合計1-1となり、アウェーゴール数で下回った。前半に先制を許した鹿島は、後半の立ち上がりにレオシルバのシュートがセルジーニョに当たって同点に追い付いたが、勝ち越し点を奪えなかった。広州恒大は10月2、23日の準決勝で浦和と対戦する。
死闘の末に、連覇の夢はついえた。後半終了間際、MFレオシルバのシュートがブロックされると、無情なタイムアップの笛。勝者も敗者も入り乱れてピッチに崩れ去った。
ゴールだけが足りなかった。支配率、枠内シュート数、デュエルの勝率。鹿島は全ての数字で広州恒大を上回った。だが前半40分にCKから被弾すると劣勢にまわる。後半6分に同点とし、さらに同30分にはMFセルジーニョがゴールバー直撃のシュートを放つなど攻めたが、逆転弾は最後まで生まれず。敵将カンナバロ監督も「選手全員が100%以上の力を発揮した」と語る死闘も、アウェーゴールの差に泣いた。
大岩監督は「選手は頑張ってくれた。悔しい思いでいっぱい」と唇をかむ。それでもリーグ、ルヴァン杯、天皇杯の国内3大タイトルはいずれも優勝の可能性を残す。悔しさを晴らす舞台は、まだ残っている。