南野技アリ2アシスト 「自分の長所うまく出せた」
「欧州CL・1次リーグE組、ザルツブルク6-2ゲンク」(17日、ザルツブルク)
開幕し、E組のザルツブルク(オーストリア)はフル出場したMF南野拓実が2アシストと活躍し、FW伊東純也のゲンク(ベルギー)に6-2で大勝した。ザルツブルクのFW奥川雅也は後半17分から出場。伊東は前半のみで退いた。昨季王者のリバプール(イングランド)は敵地でナポリ(イタリア)に0-2で屈した。
欧州に渡って6季目、初めて立った最高峰の舞台でザルツブルクの南野が躍動した。「CLっていうだけで、モチベーションはもう十分」と待ち焦がれたピッチで持ち前の攻撃センスを発揮。2アシストを含めて3点に絡み、大勝に貢献した。
前半2分、巧みに反転しながらトラップしてマークを外し、さらに相手の股下を通すパスで先制点をアシストした。縦パスで34分の2点目を演出すると、見せ場は前半ロスタイム。相手と競り合っても倒れずに、自陣から約80メートルもの長い距離を力強くドリブルで持ち上がり、左クロスで5点目を導き出した。
「二つのアシストとも自分の長所をうまく出せた」と納得のプレーを振り返り、欧州最高峰の大会に「雰囲気も最高だったし、アンセム(CLの公式曲)を聴いた時は意欲が高まった」と興奮気味だった。
初ゴールこそ挙げられなかったが、24歳の日本代表は計6得点の攻撃陣をけん引。チームは強豪との対戦を前に、幸先よく白星発進した。