PSV・堂安律「楽しい」両親を前に“欧州デビュー”FK名乗るもシュートは失敗
「欧州L・1次リーグD組、PSV3-2スポルティング」(19日、アイントホーフェン)
開幕戦が行われ、D組でPSVアイントホーフェン(オランダ)のFW堂安律(21)は3-2で競り勝ったホームのスポルティング(ポルトガル)戦で3-1の後半33分から出場した。F組でアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)のMF長谷部誠とFW鎌田大地は0-3で敗れたアーセナル戦でともにフル出場。G組でポルト(ポルトガル)のFW中島翔哉は、2-1で勝ったヤングボーイズ(スイス)戦で出場機会がなかった。
短い出場時間で持ち味は出した。欧州サッカー連盟(UEFA)主催大会初出場となったPSVアイントホーフェンの堂安は、得意の左足でゴールを脅かした。「楽しくて仕方がない」と新天地での日々に充実感をにじませた。
後半41分の正面やや右からの直接FK。「(事前に)キッカーに自分の名前は一切なかった」というが、堂々と名乗り出る。ただ、シュートは壁に当ててしまい「あそこで見せつけられればよかった」と悔しがった。
両親が観戦に訪れたそうで「きょうのユニホームをあげようと持って帰ってきた。思い出になるかなと」。21歳の日本代表MFが、また一つ晴れ舞台を踏んだ。