メッシ 単独最多6度目の最優秀選手に 4年ぶりの選出「感謝したい」
国際サッカー連盟(FIFA)の2018~19年シーズンの表彰式が23日、イタリアのミラノで行われ、男子最優秀選手にはバルセロナ(スペイン)のエースで欧州チャンピオンズリーグ(CL)得点王のFWリオネル・メッシ(32)が4年ぶりに選ばれた。単独最多6度目の受賞。女子最優秀選手はW杯で6ゴールを挙げて得点王となり、米国の2連覇の原動力となったMFメーガン・ラピノー(34)が初受賞した。
メッシが、世界の頂点に返り咲いた。舞台に登場すると、会場を埋めた世界中の著名な選手や監督、関係者らは次々と立ち上がって拍手。「僕に投票してくれた人たちに感謝したい」とスピーチすると、伝統ある歌劇場スカラ座は、さらに大きな拍手で包まれた。
昨季はスペイン1部で36点、欧州CLでも12点を挙げ、いずれも得点王に。32歳になったが、高速ドリブルから繰り出す爆発的な得点力はいまだ健在だ。下馬評ではリバプールの欧州CL優勝に貢献したDFファンダイクが初受賞する、といわれていたが、メッシが単独最多となる6度目の受賞を成し遂げた。
一方で過去5回受賞のC・ロナウドは授賞式を欠席した。セレモニー終了の10分後、息子と自宅でそれぞれ読書する写真をインスタグラムに投稿。「忍耐と不屈の精神が、プロとアマチュアを分ける2つの特徴だ」と謎のメッセージを添えた。授賞式への欠席とメッシへの祝福の言葉がなかったことで、世界中のメディアやファンから批判が集中。メッシと明暗を分けた。