久保建英が初先発&フル出場 ゴールならずも存在感示す
「スペイン1部リーグ、マジョルカ0-2アトレチコ・マドリード」(25日、マジョルカ)
スペイン1部マジョルカのMF久保建英(18)は0-2で敗れたアトレチコ・マドリード戦で初先発し、フル出場。初ゴールはならなかったが強豪相手に存在感を示した。オランダ1部PSVアイントホーフェンのMF堂安律は3-1で快勝したフローニンゲン戦で初先発し、フル出場したが得点はなかった。フローニンゲンのDF板倉滉もフル出場。フランス1部トゥールーズのDF昌子源は0-2で敗れたアンジェ戦で先発して今季初出場を果たしたが、前半終了間際のプレーで右足首を負傷し退いた。
着実に信頼を勝ち取っている証拠だろう。前節のヘタフェ戦で初アシストと結果を残したマジョルカの久保に、ようやく先発の声が掛かった。ただ、惜しいチャンスはあったが初ゴールは持ち越しに。地元メディアに「先発はとてもうれしいが、好機を決めきれなかったので残念」と悔しそうに話した。
先発メンバー紹介で名前が呼ばれると、ホームサポーターからひときわ大きな歓声が上がった。中盤の右サイドでプレーし、後半の立ち上がりに絶好機が訪れる。ペナルティーエリア内に勢いよく走り込んで右からのパスを引き出し、ダイレクトで右足シュート。相手に当たって方向を変えた球はポストに阻まれ、ゴールラインを割れなかった。
「相手は欧州チャンピオンズリーグの常連。レベルが高かった」と久保。強豪相手に存在感は示し、また一つ収穫を手にした。