「明治安田生命Ｊ１、Ｇ大阪５－０札幌」（４日、パナソニックスタジアム吹田）

　Ｇ大阪が５－０で札幌に大勝、勝ち点を３４として暫定１１位に上がった。札幌は勝ち点４０。Ｇ大阪は鹿島、横浜Ｍ、浦和に続いて、Ｊ１通算４００勝に到達した。

　リーグ戦では今季最多となる５得点を後半だけに集め、Ｇ大阪が“大阪ダービー・ショック”を振り払った。

　後半１２分にＭＦ倉田が先制点を挙げると、わずか４分後にはＦＷ宇佐美が右足で追加点を挙げた。今夏のＧ大阪復帰後、待望の本拠地初ゴール。「チームを勢いづけられた」と満足感を漂わせた。

　さらに後半２５分にＦＷアデミウソンが珍しく頭で押し込み、ダメ押しの３点目。終了間際には途中出場のＤＦ藤春、ＦＷ渡辺もゴールネットを揺らし“お祭り”状態となった。

　前節Ｃ大阪戦では３失点を喫し、リーグ戦の“ダービー”では約７年半ぶりに敗れた。宮本監督は３バックで守備を修正。倉田は「今日のスピリットを（シーズン）最初から出せれば」と悔やんだが、まだ遅くない。

　史上４クラブ目となるＪ１通算４００勝を達成。人気ロックバンド「氣志團」のハーフタイムショーが節目の勝利に花を添えた。Ｊ１残留に向けて貴重な勝ち点３を積み上げたが、この日のゴールショーを「Ｏｎｅ　Ｎｉｇｈｔ　Ｃａｒｎｉｖａｌ」では終わらせない。