久保建英は終盤に途中出場も得点には絡めず 出場時間は数分、19日にマドリー戦
「W杯アジア2次予選、タジキスタン0-3日本」(15日、ドゥシャンベ)
日本代表はMF南野拓実の2ゴール、途中出場したFW浅野拓磨の約2年ぶりとなる国際Aマッチでのゴールで、W杯予選開幕から3連勝とした。注目されたMF久保建英は後半41分に途中出場したが、得点には絡めず。今回の代表戦2試合では、モンゴル戦は出場がなく、タジキスタン戦での約7分間(ロスタイム含む)だった。
ロスタイムに入ってから、右サイドで時間を使いながら中央へラストパスを出すという決定的な仕事はしたが、浅野のシュートは惜しくもバーにはじかれた。久保はゴール、アシストともなく試合は終了した。
久保はスペイン1部のレアル・マドリードからレンタル移籍し、同1部・マジョルカでの最初のシーズンに臨んでいる。森保監督は今月の3日、JFAハウスで今回の代表メンバーを発表した際に、所属クラブでの定位置確保を目指す選手について、移動、消耗などを考えるとリスクがあるのではないか、という趣旨の質問を受けている。これに森保監督は毎回代表選手はコンディション調整を考慮した上で「覚悟を持って」代表に参加してくれていると述べた上で、次の趣旨の回答をしている。
「毎回の代表活動の後には所属チームに帰ったときに、スムーズに出られる選手はもちろんいますけど、多くの選手は1試合はスタメンでは出られない。途中出場、あるいはベンチで終わるとか、そういう難しい状況の中で、またポジションを奪い返したり、そのチームで自分の存在感を示して、ポジションを奪い取るということをいつもしてくれているということを、ご理解いただければ」
(中略)「経験の浅い選手にとっては日本代表で長くキャリアを積んでいる海外組の選手たちが、どれほど難しい厳しい環境の中、戦ってきたのかということを身をもって経験してもらって、また成長につなげていってもらえればなと思います」
久保が所属するマジョルカは19日に期限付き移籍元のレアル・マドリードとの対戦を控えている。