川崎GK新井がMVP PK2本止めた「神様はみてくれているんだなと」
「ルヴァン杯・決勝、札幌3(4PK5)3川崎」(26日、埼玉スタジアム)
共に初優勝を目指す決勝はPK戦の末に川崎が制した。2-2から突入した延長を3-3で終え、PK戦で川崎GK新井章太(30)が2本を止める活躍で決着した。新井はMVPに選出された。
苦労人が大舞台で輝いた。PK2本をストップし、MVPに選ばれた新井は公式戦出場がないまま、トライアウトを経て13年に川崎加入。それでも、3年連続得点王のFW大久保(現磐田)の居残り練習に付き合うなど腐らず自らを磨き続けた。「毎日毎日サッカーのことを考え、自分が上に行くという気持ちを持っていれば、神様はみてくれているんだなと。これを他の選手にも伝えていきたい」と胸を張った。