韓国代表FW孫興民が危険タックル一発退場 エバートンMFゴメスの足首折れ曲がる
「イングランド・プレミアリーグ、エバートン1-1トットナム」(3日、リバプール)
トットナムの韓国代表FW孫興民(27)がエバートンMFアンドレ・ゴメス(26)への危険なタックルで一発退場となった。
トットナムがMFデレ・アリのゴールで先制した後の後半34分、左サイドでボールを持ったゴメスに対し、孫が死角となる後方からスライディングタックルを仕掛ける。このタックルで体勢を崩したゴメスがカバーに入ったDFオーリエと激突した。
激痛に悲鳴をあげ右足首を押さえて倒れ込んだゴメスは、足先が外側へ大きく折れ曲がり、一目で足首が折れたことが明らかだった。トットナムの選手たちは頭を抱え、駆け寄ったエバートンのチームメートは重傷のゴメスを抱え込んだ。
主審はイエローカードを手にして孫の元に向かったが、負傷したゴメスの様子を見て判断を変える。レッドカードで孫を一発退場とした。孫も事の深刻さに表情を失い、顔を両手で押さえて涙ながらにピッチを出た。
試合は後半ロスタイム7分が経過したところでFWトスンのゴールでエバートンが追いつき1-1に終わった。エバートンはホームで勝ち点1を確保したが、ゴメスの大けがを思うと悪夢のような試合となった。