FC大阪、土壇場の被弾で阪奈ダービー引き分け FC今治はJ3昇格確定へ
「JFL、奈良ク1-1FC大阪」(10日、ならでんフィールド)
サッカーJFL第27節が開催され、大阪から3番目のJリーグ入りを目指すFC大阪はアウェーで1-1で引き分けた。残り3試合となり、9勝8分け10敗の勝ち点35で順位は9位。また、元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーのFC今治は勝ち点49で3位につけ、J3昇格条件となる4位以内が確定した。
青空澄み渡る秋晴れとなった試合。FC大阪は前節に続きDF舘野がけがで、またDF池永も出場停止と主力を欠く。欠場選手に替わりDF上野山が初出場。またFW浜野も初スタメンを飾るなど、前節からメンバーを入れ替えて挑んだ。
試合開始からお互いに一歩も譲らない固い入り。FC大阪はFWの木匠、浜野、須ノ又の3人が前からしっかりとプレスをかける。また中盤でも激しい奪い合いからボールを奪取。徐々にFC大阪ペースへ持ち込むと、16分、相手ゴール前でFKのチャンスを得る。このボールをMF江郷下が蹴ると、浜野が相手との競り合いに勝ちヘディングシュート。だが惜しくもクロスバーを直撃し、得点ならず。40分には木匠がミドルシュートを放つも相手GKのファインセーブで得点ならず、0-0で折り返す。
後半に入ってもFC大阪がボールを支配し、相手ゴールに迫る。すると7分、ゴール前でMF久保田からのパスを浜野がつなぎ、須ノ又がシュート。このボールはまたもやクロスバーを直撃するが、ボールはそのままゴールに吸い込まれ、FC大阪が先制した。
しかし43分、CKからFW島田に押し込まれ土壇場で同点を許すと、逆転目指し必死に立ち向かうが、次の1点を奪うことができず試合終了。FC大阪は2試合連続の引き分けとなった。