神戸ビジャ 12・7J最終戦で引退セレモニー 三木谷会長「快く送り出したい」
J1神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が13日、神戸市内で会見し、今季限りで現役を引退すると発表した。会見に同席した三木谷浩史会長が感謝を語るとともに、12月7日にノエビアスタジアムで行われるJリーグ最終戦・磐田戦の試合後に引退セレモニーを行うと明かした。
ビジャのスピーチを聞いていた三木谷会長は「先日、大阪にいたときに話があると。宿泊していたホテルに来てくれまして、実は引退したいんだ、今年で終わりにしたいという話をもらいました」と引退を告げられたことを明かした。
続けて「非常に驚いたわけですけど、彼のサッカー選手としての哲学、いわゆる最後、輝いているうちに自分のキャリアの幕を閉じたい話をもらいました。突然ではなく引退したキャリアも考えてやってきたと。今年もJリーグで12得点、得点ランキング5位ということで、サッカープレーヤーとしてはやっていけるという中での判断ということでわたしどもも驚きましたけど、彼のアスリートとしての決断ということで、尊重しまして快く第2のキャリアに送り出したい」と受け入れた経緯を説明した。
「この場をもって引退ではなくJリーグもあと3試合、天皇杯も準決勝、決勝と5試合残っております」としながら、12月7日のノエビアスタジアムでのJリーグ最終戦・磐田戦後に引退セレモニー開催を明かした。「それが終わりましても天皇杯準決勝、決勝が残っておりますが、ヴィッセル神戸の主催試合としては最終戦ということですので、ヴィッセルサポーターと一緒に送り出したいと思っています」と地元サポーターとともビジャの引退に敬意を示す。
最後に「すばらしいキャリア、スペイン代表として59得点、歴史的なレコードを残した偉大なプレーヤーの引退は名残惜しい。日本のサッカーにまだまだ貢献していただけると思っていましたけど、日本のサッカー界だけでなく日本の国民に大きな勇気を与えてくれたことで、快く送り出していきたい。20年間お疲れ様でした」と感謝を示した。。