原口元気 1年10カ月ぶり弾も…チーム今季勝ちなし「もう一本…」
「ドイツ2部リーグ、ハノーバー1-2ダルムシュタット」(25日、ハノーバー)
ドイツ2部ハノーバーの日本代表MF原口元気(28)はホームでのダルムシュタット戦にフル出場し、0-1の前半14分に今季初ゴールを挙げた。ドイツでは、当時2部だったデュッセルドルフ時代の2018年1月以来の得点となった。チームは1-2で競り負け、5試合勝ちなしとなった。
心からは喜べない。ドイツでは2部デュッセルドルフ時代の2018年1月以来となる久々の得点。「やっと入ってよかったというのはあるけど、もう1本決められれば、チームを助けられた」。1点差の惜敗。勝てなかった現実を原口はしっかりと受け止めた。
日本代表ではサイドの攻撃的MFでプレーするが、25日のダルムシュタット戦は守備的MFとしてフル出場。就任したばかりのコチャク監督からは「走れるし、ボールを奪えるし、たくさんボールに触れる」からと中央でのプレーが適任との評価を受けたという。
0-1の前半14分に味方のシュートをGKがはじいたところを右足で蹴り込んだ。積極的にゴール前まで顔を出し、チーム最多の5本のシュートを放つなど背番号10らしいプレーは見せた。
監督交代後の初戦も勝てず、今季はホームで4分け3敗とまだ勝利がない。1季での1部復帰どころか、18チーム中16位に低迷する窮状に、原口は「頑張るしかない」と言葉を絞り出した。