ビーチサッカー・日本14年ぶり4強 ラモス監督「選手に感謝」
「ビーチサッカーW杯・準々決勝、日本3-2ウルグアイ」(28日、アスンシオン)
日本は準々決勝でウルグアイに3-2で勝って、4位だった2005年大会以来9大会ぶりの準決勝進出を果たした。日本は第1ピリオドに大場と奥山(ともにレーヴェ横浜)の得点で先行。第2ピリオドには田畑(ヴィアティン三重)が追加点を奪った。その後2点を返されたが、逃げ切った。30日(日本時間12月1日)に初の決勝進出を懸けてポルトガルと戦う。
日本は主導権を握って逃げ切り、第1回大会以来の4強入りを決めた。壁を破り、主将の茂怜羅は「一つのステップを上がれた。もう少し楽な試合になると思ったが、緊張感もある。結果が一番大事だった」と喜んだ。
エースの茂怜羅は徹底マークされ、自身のゴールはなかったが好機をつくった。第1ピリオドに2得点。第2ピリオドには細かいパス回しから田畑が頭でたたき込み、3点のリードを奪った。直後にFKで1点を返されたが、続く相手FKはGK照喜名が顔面で阻止。終了間際に1点差とされても白星は譲らなかった。
照喜名は「ベスト4を一つ越さないと、今回来た意味がない。次を頑張りたい」と、あくまで通過点と強調する。ラモス瑠偉監督も「ここで帰りたくなかった。選手に感謝。また明日から厳しくやる」と準決勝に向けて気合十分だ。選手層の厚い日本はチーム一丸、中1日で強豪ポルトガルとの勝負に挑む。