神戸ビジャがJ最優秀ゴール賞!チームメートに感謝「とても喜ばしい」

 Jリーグは8日、東京都内のホテルで年間表彰式「Jリーグ・アウオーズ」を開催し、最優秀選手賞には横浜Mの15年ぶりのJ1制覇に貢献したFW仲川輝人(27)が初めて輝いた。ベストイレブンには2位のFC東京から最多6人が選出され、神戸MFアンドレス・イニエスタ(35)も初めて入った。最優秀ゴール賞は6月30日に神戸FWダビド・ビジャ(38)が名古屋から奪った先制点に決まった。

 希代のストライカーが新たな勲章を手に入れた。最優秀ゴール賞を初受賞したJ1神戸の元スペイン代表FWビジャは「FWとして自分の仕事はゴールを決めること。そのためにピッチに立っている。こういった賞を受けるのはとても喜ばしい。味方のハードワークなしにゴールを決めることはできない」と笑みを浮かべ、チームメートに感謝した。

 受賞対象となったのは来日初の1試合2得点を記録した、6月30日の名古屋戦での先制点。裏に抜け出し、切れ味鋭い切り返しで相手DFシミッチを翻弄(ほんろう)し、最後は右足で流し込んだ。「いくつかのプレーがうまくいった。改めていいゴールが決められた」と自ら分析した。

 今季限りでの現役引退を表明している。日本での1年間を「濃密な時間を過ごせた」と振り返ったが、まだ天皇杯のタイトルを残している。「勝つことが何よりも大事。神戸が歴史的なタイトルを取ることに貢献したい。勝って最高の形で終えることができれば」。最後に忘れることのできないゴールを決める。

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