清水、クラモフスキー氏の監督決定 苦渋の横浜M退団「さらなるトロフィー」確信も
J1清水が14日、横浜Mでヘッドコーチを務めたピーター・クラモフスキー氏(41)が新たに監督に就任すると発表した。今年5月から監督を務めていた篠田善之氏はコーチに就任した。
クラモフスキー氏はオーストラリア出身の41歳。パナハイキFC(ギリシャ)のアシスタントコーチや、オーストラリアのクラブチームでアシスタントコーチ、フィジカルコーチなどを歴任した後、14年からオーストラリア代表のアシスタントコーチを務めていた。その後は横浜Mのヘッドコーチとして、今季の横浜Mの優勝に貢献した。長い期間にわたってクラモフスキー氏は現横浜M監督で、オーストラリア代表でも監督を務めていたアンジェ・ポステコグルー氏をサポートする立場だった。
契約満了について、横浜Mからクラモフスキー氏はコメントを発表している。「優勝までの道のりを、マリノスの選手・コーチ陣・スタッフ達、そして素晴らしいファン・サポーターの皆さんと一緒に歩むことができたのは私の一生の思い出です」と感謝した。
その上で、「このタイミングでクラブから去る決断をするのは簡単ではありませんでした。なぜなら、このままボスと一緒にマリノスにいれば、さらなるトロフィーを得ることができる確信があったからです」とポステコグルー監督と、横浜Mに対しての信頼が強かったことをうかがわせた。しかし、「私は一番の目標である監督としてのキャリアをスタートするためにクラブを去る決断をしました」としている。
横浜Mの選手に対しても「彼らのおかげで、私自身もコーチとして成長することができました」と感謝したクラモフスキー氏。あらためてポステコグルー氏にむけて「ボスとは2004年から共に歩んできて、私をここまで成長させてくれました。彼への感謝の気持ちは言葉では言い表すことができません」と感謝を重ねた。