フラメンゴ 38年ぶりジーコ以来V王手!先制許すも逆転勝ち
「クラブW杯、フラメンゴ3-1アルヒラル」(17日、カタール・ドーハ)
準決勝が行われ、南米覇者のフラメンゴ(ブラジル)がアジア代表のアルヒラル(サウジアラビア)を3-1で下し、初出場で決勝に進んだ。38年ぶりに南米の頂点に立ったフラメンゴは前半に先制されたが、後半にエンリケらの3ゴールで逆転した。5位決定戦はエスペランス(チュニジア)が6-2でアルサド(カタール)に快勝した。
フラメンゴはエースのガブリエルバルボサが不発でも、多彩な攻撃でアジア王者の挑戦を退けた。前半18分に先制されて冷や汗をかいたが、後半の全得点に絡んで逆転勝利の立役者となったエンリケは「個々ではなく、チームとして戦った」と一体感を強調した。
後半4分、右サイドバックのラフィーニャからテンポよくつなぎ、デアラスカーエタが流し込んで同点。終盤には途中出場で34歳の元ブラジル代表MFジエゴが攻撃を活性化し、2点を演出した。
ベテランが選手層の厚さを証明し、ジェズス監督は「われわれは1人に頼るようなチームではない」と胸を張った。
南米王者を決めるリベルタドーレス杯決勝は0-1の終了間際にガブリエルバルボサの2ゴールで逆転した。その勝負強さを初出場のクラブW杯でも発揮。指揮官が「指導者人生で最も重要な試合になる」と意気込む決勝では、ジーコを擁して前身のトヨタカップを制した38年前の再現を目指す。