3連覇狙う日テレ、延長制し皇后杯決勝進出 埼玉は後一歩及ばず 決勝は日テレ-浦和

 「皇后杯・準決勝、日テレ2-1ちふれAS埼玉」(22日、NACK5スタジアム大宮)

 3連覇を狙う日テレが、苦しみながらも、ちふれAS埼玉を延長戦の末下して、決勝へ駒を進めた。3連覇をかけて29日に浦和と対戦する。

 1ー1で迎えた延長前半9分、縦パスに抜け出した途中出場のFW鈴木がGKと一対一となりシュート。一度はGKに阻まれたが、こぼれ球を再びシュート、これが左サイドネットを揺らして決勝点を挙げた。

 日テレは前半29分にクロスのこぼれ球をMF菅野が押し込んで先制。その後も再三、得点のチャンスをつかみながらも逃すと、後半36分に同点ゴールを許して、延長に持ち込まれた。

 決勝ゴールを挙げた鈴木は「苦しい時間が続いたけど、結果的に勝てて良かった。(途中出場で)相手にペースが来ている中でペースを壊そうと入った。雰囲気の悪い中で点が取れてよかった」と笑みを見せた。

 初の4強入りを果たした、なでしこリーグ2部のちふれAS埼玉は先制を許しながらも、後半徐々にペースをつかむと、途中出場のMF祐村の同点ゴールで追いついた。勝ち越された後もゴールまであと一歩と迫る粘りをみせたが、なでしこジャパンのメンバーが数多く顔をそろえる日テレの前に屈した。

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