日本代表FW鈴木武蔵が「MUSASHI CUP」開催 「ポジティブな世の中に」
サッカー日本代表でJ1札幌のFW鈴木武蔵(25)が28日、札幌市内で自身が初めて主催者となった「MUSASHI CUP」を開催し、小学1、2年生59人が参加した。
鈴木は「一人の人間として社会に貢献できることはないか」と今回のイベントを企画。「お世話になっている北海道をもっと盛り上げたい、『笑顔でサッカーを純粋に楽しめる世界』を、同じ境遇にいる人や子供たちの力になりたい」との思いを込めた。
9月にはSNSで鈴木に対する差別的な投稿があった。そうした差別を受けたこともあり、「差別やいじめに苦しむ子供はたくさんいます。ネガティブな報道も大切かもしれませんが、活動を通じて、ポジティブな話題がたくさんあふれる世の中にしていきたい」とコメント。11月に訪問した札幌市内の児童養護施設「柏葉荘」の子供たちも招待した。
イベントはサッカー教室、チーム対抗トーナメント、トークショーの3部構成で、趣旨に賛同した札幌のチームメートの菅大輝、荒野拓馬、深井一希も参加した。
今季はチーム最多の13得点を挙げ、日本代表にも初選出された。心優しきストライカーは子供たちとの触れ合いを力に変え、来季へさらなる飛躍を期す。